子供はセックスしちゃいけないの?

僕は法律にそんなに詳しいわけではないが、日本の刑法では、たしか13歳以上ならセックスをする、しないに関して判断できる能力があるとされていて、別に、法律上は何にも問題ないはずだよ。
刑法以外にも、淫行防止条例とかが色んな県であるけど、少なくとも相手が青少年であれば双方ともお咎めはないと思うし、そうでなかった場合も、好き同士の場合であれば条例違反にはならないはず。淫行防止条例は違憲なんて判例もあったような気がする。

日本の中学生には、セックスを楽しむ権利があるんだ。中学生がセックスをすることは悪いことじゃないんだよ。

別にその行為自体が悪いことではないのに、それが出版されることに問題があるとされること自体がちょっと変だと思うんだけど、それは置いておいて、同じようにセックスを楽しむ権利がある大人と子供を、それが出版された場合には、大人と子供で取り扱いが異なるというのが正直よく分からない。もちろん児童ポルノ禁止法はあるわけだから尊重しなければいけないけどね。

更に言えば、出版に対して、国が検閲、規制をすることが思想統制につながることだと思うので、出版に対する規制自体がいいことではないような気がする。

人身売買やろくでもない親による強制で、本人の意思に反して児童ポルノに出演せざるを得なくなる状況なんてのは大人でも子供でも絶対に許せないと思うし、他人からの強制に対して大人に比べ子供は弱いというのは分かるんだが、本当に純粋な本人の自由意志に基づくものであれば、国があーだこーだいうものではないんじゃないか?

タレントへのステップとしてAVに出たい言う中学生がいたとすれば、彼女がAVに出る権利を奪うことは過剰なパターナリズムのように感じる。
ま、もちろん契約当事者としての能力は制限されているので、その観点からダメと言われればそれは仕方なく思うけど。

憲法にも「全ての国民は公共の福祉に反しない限り幸福追求の権利がある」って書いてあるからね。

児童ポルノは公共の福祉に反するかどうかという話だけど、とりあえずロリコンの読者の福祉は増進するし、自由意志の出演者であれば、彼女の福祉も増大するだろう。
そこらへんのガキがみんなセックスしていたら僕のような非モテのオヤジは寂しさ倍増でここの福祉は低下するかもしれないがそれは自己責任だから。

蘇民祭なんてかわいいよ

胸毛がセクハラ、全裸が犯罪になってしまう世の中で、
あの有名な田県神社の豊年祭はどうなるんだろう。

http://www5a.biglobe.ne.jp/~dai_/diary/timko2004.htm

ご神体すごすぎだし、私有地である境内だけでなくご神体かついで近所を練り歩くみたいだし、蘇民祭よりもインパクト、リーチ共に強力でしょう。
ここまでやってれば残念ながらセクハラ認定は避けられない。

今年も3月15日実施だと思います。
愛知県小牧市(名古屋からすぐ近くです)ですが、このセクハラ度では、今後実施できるのもそう長くはないでしょうし。話のネタに一度たずねてみてはいかがでしょうか?

宗教vs公序良俗の戦いはまだ続きます。3月15日は最強の挑戦者登場ですよ!

新自由主義のカモ

知能指数ってあるじゃないですか。IQとかいうやつ。これの平均が100だそうです。
なんでも、IQ70以下は知的障害ということになり、福祉の対象になるらしいんですが、
統計的には2%程度がIQ70以下のはずらしく、日本でも250万人位はいるはずとか。
でも、福祉の対象となっているのは40万人程らしく、200万人位は知能レベルにも拘らず福祉の対象にもならず暮らしていると推定されるみたい。
また、知能指数70〜80で、普通と障害のボーダーとされる人が、このほかに750万人ほどいるはずらしい。

障害とされる人にボーダーまで含めると約1000万人になるはずということ。東京都の人口に迫る人数が日本にいるということになる。

市場は問題がないわけではないが、それでも最良のシステムだとは思ってはいる。けどこの1000万人が(本当は僕もその一人なのかもしれないが)契約自由で、自己責任の自由主義経済の社会に暮らすことは、狼と羊を同じオリの中に飼うことと変わらないんじゃないか?と思ってしまった。
この1000万人のことを考えると「完全情報」も「合理的に行動する」という仮定もいまいち十分に成立しないよね。

被害者がみんな知能が低いとは思っていないんだが、円天市場とか、近未来通信とか、平成電電とかなぜそんなに引っかかるんだろうと疑問だったけど、そう考えれば納得もいく。
展示会商法とか、恋人商法とか、未公開株とか怪しい商売もターゲットをここに置けば成立するよね。
サラ金の上限金利も不要だと思ってたけど、この1000万人のことを考えると必要かも。貸したって、頭のいいワルいやつのカモになっちゃうだけだもの。

もしかすると疑似科学のマーケットなんかも全部ではないが支えているのかもしれない。頭のいい人に見える世界と違った世界の見え方をしているのかもしれないから。

どうにも理解不能な選挙の結果も、この1000万人をだますのに長けた政治家のせいかもしれない。

頭が良くて、努力もし、高い価値を生み出した資本主義の成功者が報われるのは当然だと思うけど、この1000万人に「自己責任」「努力が足りない」とか言う人間はどうかと思う。

でも、この1000万人のために、市場の機能を生かさないというのももったいない。
未成年と同じような扱いで契約能力を制限できないことはないが、本人は制限されたくないだろうし。

どうすればいいのかな?

なんで売春はダメなの?

日本では現在、売春は違法ということになっています。
しかし、ちょっと前にあった浜銀総研の推計によると、ソープランドで年7000億円弱、援助交際で600億円ほどは市場規模があると推計されているらしい。他にも、田舎のフィリピンパブとかそれなりの量がありそうだけど。

売春は世界中大抵の国でも、地域でも存在していると思うが(イスラム圏やユタ州でも大抵はあると思う)。一応法律で禁止されている国が多いようです。法律上OKなのは有名どころでオランダやドイツなど。他オーストリア、フランス、オーストラリア、アメリカ(ネバダ州のみ)、スイスなどなどです。
これらの国では、売春はちゃんとした労働と認められ、社会保険も完備している一方、VATはもちろん他の税金も取られるようです。ドイツでは売春1日当たり6〜30ユーロとか。どう捕捉しているのかは謎ですが、それなりに徴収できており、税収源になっているようです。ドイツでは売春の市場規模は2兆円を超えるようなので、多少取りこぼしがあったとしても大きいでしょうね。
また、売春婦の利益を代表する団体なんかもあって、色々と権利を守る活動をしているようです。
タイなんかは、GDPの1割(ホントか?)くらいが売春らしいですが、一応禁止。但し、許可されたゴーゴーバー等に属していればOKらしいです。利権の匂いが...

売春を違法としておくことの問題を考えてみます。

  • そもそも、自分の体を売る権利は愚行権かもしれないが認められていいのではないか?
  • 法律で禁止されていることがソープランドで普通に行なわれている状況は、順法精神を失わせないか?
  • イリーガルゆえに、ソープランド経営者やスナック経営者などによる中間搾取がなされやすく、地下勢力の資金源になりやすいのではないか?中間搾取どころか人身売買に近いケースもあるし。
  • 違法にしておけば、当然そこに課税することができない。これによって年1000億程度の税収が失われていると考えることもできる。
  • 違法であるがゆえに、供給が抑制されており、サービス価格が高止まりしている(需要も抑制されているがバランスとしては供給側の方が大きそう)。ソープランド等流通も非合理であり中間マージンが大きく、売る側、買う側にとってあまりいい状況ではない。

合法化するとどうなるでしょうか

  • 独身者が増えている現在、大きな成長が期待できるビジネスだと思います。地下経済が地上に出てくるだけで、7000億。合法化による成長で、ドイツ並みに2兆円くらいのビジネスには簡単になりうるでしょう。GDPをいきなり押し上げます。
  • 波及効果が期待できるビジネスです。ラブホとか、避妊手段とか、バイアグラとか….これも足せば3兆円はいけるかも。売春のマーケットプレースや広告なんかもありそうですね。ヤフオクとかで扱えば流通も合理化し、市場の拡大を後押しするでしょう。
  • 売春婦夫の所得、また波及する市場からの新たな税収も大きなものになるでしょう。国債発行額も減らせそうです。地下経済に流れるお金を減らすことにより、闇勢力の資金源を奪い、弱体化させることもある程度期待できます。
  • 供給の増加による価格の低下が収入減につながる可能性はありますが、現在、アンダーグラウンドな世界に押し込められている、売春に従事している男女の尊厳が高まるでしょう。権利保護の動きも活発になるかもしれません。
  • 価格の低下は、キモメン、障害者等自由恋愛ではセックスを期待できない層に対して福音となるでしょう。性犯罪を減らすかもしれません。
  • 自由主義経済の労働者に期待されるレベルの知的能力を持たず、失業に甘んじなければ行けない層に対して、新たな職業としての選択肢を提供します。市場が拡大すれば、失業も減らせるでしょう。また、経済的理由で配偶者のDVに耐えている人が、離婚しても手軽に糧を得る手段を提供することにもなり、社会正義の実現にも寄与するような気もします。
  • 日本といえば「ゲイシャ」だったり「萌えアニメ」でしょ。このような好イメージがあるおかげで、日本の売春産業は、価格が高くとも国際的に強い競争力を持ちえるのではないでしょうか。中国から、中東から、ロシアからお金持ちがたくさん訪れ、日本の観光産業を拡大するでしょう。
  • 現在のアンダーグラウンドな状況よりも管理がなされる分、性感染症等の蔓延を逆に抑制する効果があるのではないでしょうか?

問題はあるでしょうか?

  • 結婚したり、ステディを持つインセンティブが低下し、少子化を加速させかねない。
  • 年をとっても続けられる商売ではなく(せいぜい40代まで?)、他の職業で通用するスキル形成にイマイチ役立たないので、引退後がやや心配。でもこれはフリーターでも同じか。
  • 確実に選挙で不利な政策であり、合理的なものが嫌いな品格ジジババがたくさん選挙に行く限り実現性は相当低い。20年後にはやれるかも。
経済のために、財政のために、雇用のために、社会正義のために、人間の尊厳のために、公衆衛生のために売春を合法化すべき。合理的に考えるとそうすべきだと思うのですがどうでしょ。
問題点は少子化につながりかねないこと。これによって上がった税収の一部は少子化対策に回すべき。

子供を持ちたくなる怖い話

思わず子供を持ちたくなる話をしてみる。
医療の進歩もあって、人間の寿命は着実に伸びているみたいだ。厚生労働省が出している、日本人の0歳平均余命年次推移データ(平均寿命ということで良さそう)をグラフにしてみた。

すごく順調に平均寿命が伸びてきていて、めでたい話だと思う。これには乳幼児死亡率の変化はそれほど関係なく、大人の平均余命も順調に伸びている。


大体5年で1歳ほど平均寿命が伸びつづけているという感じだ。


で、恐ろしいのは、この調子で寿命が伸びつづけてていくと、今の30歳があと人生50年切ったかな〜とか思っていても、50年後には、平均寿命が今より10歳伸びている可能性があり、更にその10年後にはまた2歳伸びていて、男性の場合でも平均寿命90歳になっていかねないことだ。
今30歳の人はあと人生60年残っているやもしれず、90歳は平均だから、100歳まで生きるのも珍しくなくなっている、女性であればそれが普通になってる可能性だ。


60歳で仕事を引退したとすると、残り40年生きるということだ。
40年って長くって、年金+月15万でつつましく暮らしたとしても、金利なしで考えた場合には7000万以上の蓄えが退職時に必要になるということになる。実際には金利は期待できるけど、日銀の目指す年1%の控えめなインフレ率でも、40年経ったら現金の価値は半分以下になってしまうので、貯金が7000万あったってそれで死ぬまで持つかというとかなり怪しい。ま通常インフレ率は金利より低いことが多いけど。日本は借金多いから将来のインフレは十分ある話。


あと、寿命90歳時代になったら、本当に世の中老人だらけなので、そのころにも年金が今と同じように出ることはちょっと難しいだろう。


そうすると、60歳までに今の価値で少なくとも1億くらいの蓄えを作っとかないと死ぬまで逃げ切れないということだ。
インフレに比較的強い不動産や株を持つというのもあるけど、それらは大きめのリスクを取るので、その場合もっと多くの資産が必要になる、2億くらいは欲しいだろうか。


それくらい作れる自信あります?相続も計算に入れていいけど、不動産の場合キャッシュよりちょっと余裕見たほうがいいですよ。僕はその自信はあんまりないんですが….


で、たぶん、多くの人はそんなに蓄え作れないので、最後の頼みの生活保護の支給者が激増するだろうから、生活保護すらアテにならない。公園にテント張っても、行政に追い出されちゃうしね。どうすればいいんだ?70歳まで働ける世の中になってるという気もあまりしないし。フィリピン行きか?

そこで子供を作ってたかるんですよ!

でも手はないわけじゃない。それは、「子供に食わしてもらう」「更に孫にも食わせてもらう」という手だ。これならインフレ分子供の額面の稼ぎも増えるので、物価上昇にも強く、悪くない手だ。法律上扶養の義務があるはずなので、お上がちゃんと取り立ててくれるし。
教育にある程度投資しても、リスクは少なくいい投資になると思う。また、子供の人数が多いほどレバレッジが効き、払うほうも楽になる。


という話でちょっと乱暴に脅かせば、出生率も増えないかな?
読んでて少しはそんな気になりましたか?

学校で何を教えるのがいいのか?

電車の広告で、フィンランドはいちばん子供が賢いなんて話が出ていたが、北欧諸国の一人当たりGDPの高さは、教育プログラムにありそうだという話は良く聞く。そりゃ、教育レベルが高いほうが生産性は一般的に言えばあがるよね。で、そのために教育のプログラムをどうすればいいかを考えてみた。


基本としては、ある程度の基礎知識を備えていれば、そこから先は個々人の得意分野を伸ばして、社会の分業体制で受け持つパートごとに特殊化された能力を高めることがいいと思う。


なので、教育プログラム自体の多様化、言い換えると選択枝を増やすことが必要だろう。小学校の科目を増やし、広く、薄くして各人が得意なものを見つけた上で、中学くらいから分化していってかまわないのではないか?不得意科目をやらなくていいのであれば、学校行くのも楽しくなって、ストレスが減っていじめも減るかもよ?

で、教科だけどまず増やしたほうが良さそうなのは

■英語
英語はビジネスの生産性を高める上でも有効な場合が多いし、文化交流という点でも有益な技能ですよね。
日本人みんなが英語を使えるようになれば、産業のボーターが一つ減るので、国内産業の海外進出にも、海外の投資資金呼び込みにも、デキル留学生をゲットするにもポジティブだと思う。また、コールセンター等のオフショアリングができるようになるので、そういう意味でも生産性向上に寄与する。
語学は断然ガキの方が覚えがいいので、小学生レベルからバッチリやるといいと思う。授業時間が取れなければ、数学や音楽などの他教科を全部英語で授業するみたいな手もある。先生はフィリピンかインドから来てもらうか。


■コンピューター
ブラインドタッチが出来ることは当然として、更に開発言語を使える人間が増えるといいと思う。仮にホワイトカラー全員がVBを使えたとしたら、生産性が上げられる部分は大きいと思う。時代が変われば、言語は変わってしまうが、素養を作っておけばゼロからとは全然差があるだろう。
中学卒業時点で全員がある程度の技術を持ってる社会って、ちょっといけてる感じがするのは僕だけ?
これもインドから先生を……


ファイナンス
高校位でファイナンスを教えちゃうのはどうだろう。会計とか、税法とか、BS式とか、CAPMとか、MPTとかまで。個々人の生活に直接関わる部分だから、わりとまじめに勉強してくれそうな気がするし、数学も、数学だけで勉強するとこれがなんの役に立つんだという疑問が浮かんだりするが、ファイナンスを教えれば、生きるために数学が必要だということがわかるというおまけも付いてくる。
みんながファイナンスに明るくなれば、リテール金融業界はボッタクリチャンスが減って困るかもしれないが、年金が減ってもなんとかやれる人間が増えていいような気もする。社会保障を金をあげるという手段じゃなくて、ナレッジを持たせることで実現するというコンセプトだ。
高校生がみんなファイナンスの知識を持てば、その頂点にある日本の金融機関のレベルも上がり、バブル期なみに世界中でブイブイいわす産業になるかもしれないよ。その他産業の経営レベルも上がるでしょう。

上記3教科を国民の必須知識にしちゃうのだ、ちょっとクールじゃない?
数学とかも増やしたいが、あれは駄目なやつはダメだから、全員微積をやる必要もないと思ったりもする。上記3教科は、多少の得意不得意はあっても、今のレベルが低いから、とりあえずの伸びは期待できると思うんだ。

減らしていいと思うもの

■国語
コミュニケーション能力は必要だが、漢字はPCや携帯が変換してくれるので、読めればいい。古文とか漢文とかは学者になりたければ別だが、全く生産性に寄与しないので、物好きだけがやる教科にすればいいと思う。
100年たってみんなが英語しゃべれるようになったら、国語自体を教えるの止めてもいいかもしれないくらい。


■音楽、美術他
才能のないやつに教えたって、いっぱしのものになる可能性はないから、みんなに教える必要はないと思う。小学生低学年レベルで一応やらせて、駄目なやつはもうカンベンしてあげたほうがいいと思う。もちろん才能がありそうな子には継続してやらす。体育も同様か?


■道徳とか愛国心とか
全くイラネ。そんなもの学校で教えるものじゃなくて、道徳は社会の中で学ぶものだ。愛国心は勝手に持つものだ。どうせ教えるなら、道徳じゃなくて法律の方がまだましだ。


こう考えると、全員一律に削れる部分ってそうないかもしれない。授業時間を増やすしかねえ。それによって塾にいける時間を減らせば、親の経済状況による教育格差が減るからそれはそれでいいと思う。更に、両親が共働きしやすくなるというメリットも出てくるのでそれでいいのだ。毎日夜まで学校だ、で、夏休みも1週間。


授業時間を増やすと、労働時間を増やさない限りこんどは先生が足りなくなるんだけど。それはインド、フィリピンから来てもらって極力安く上げる。そのためにも英語力教科は必要。
教科によっては、インターネットでデリーからの遠隔授業もアリかもしれない。予備校とかは遠隔授業やってるからやれないことはないだろう。それならもっと安く出来そうだ。

中絶と少子化

少子化と人口減自体は別に問題ないし、資本装備率が上がって生産性も高まり、一人当たりの稼ぎは増えるだろう。
国のパワーが低下するといっても、どんなに人口増えたって中国やアメリカにはかなわないし、どんなに減ったって北朝鮮や韓国やに抜かれることはないからそう大した問題でもないと思う。
なんで、少子化自体はむしろいいことだと思うんだけど、それに伴う生産人口比率の低下は問題のような気がしている。働く人1人が3人食わせなきゃいけないのはちょっときついだろう。


団塊世代が生きているのはあと25〜30年。彼らが生きているうちに生産年齢に達してもらうには、この5年の内に生まれてほしい。
10年後に生まれてきても、団塊世代が生きているうちに生産年齢に達しないから、その時期の働く人比率が、子供の分より減るだけだから、10年後にはむしろそんなに生まれなくていい。
そんなわけで時間は5年しかないから、文化が悪いとか社会が悪いとかあんまり悠長なこと言ってられないのだ。


でもすぐに子供を増やすのって難しいなぁと思っていたら、中絶がいいの悪いのという話を色々見かけた。

年間の中絶件数が約30万件、出産が120万人弱位なので、中絶がなくなるだけで、3割出生数が増加するのだ。これってすごくないか。

そんなわけで、中絶されるであろう子が生まれてくるようにすれば、即効的な少子化対策になるんじゃないかと考えてみた。

倫理とか権利の話は難しいので置いておくし、中絶禁止とかキリスト教原理主義みたいなことも考えたくないから、インセンティブの設計だけをね。

中絶に負のインセンティブをもっとつける

もともと体にも悪いだろうし、負のインセンティブは十分あると思うのだが、それでも年30万人だもんね。もっと強化しないと減らないだろう。
まず、すなおに課税かな。中絶1回あたり20万位は取っても大丈夫でしょう。中絶と競合する手段としては、「フィリピンで中絶する」「ヤミの堕胎オペ」「コインロッカーに置いて来る」などが考えられるが、フィリピン行きに負けないようにするには、1回20万位が限界かなと。また「ヤミの堕胎オペ」「コインロッカーに置いて来る」はもっと厳罰化して抑止する。という感じで。
若干は効力があるかもしれない、効力なかったとしても財源は少し出来るね。

生むことのインセンティブをつける

さて、この税金で、少し財源ができる。500億位取れるかも。意外とバカにできない金額になるから、子供の給食代を3割くらい負担することもできるかもしれない。出産一時金にするなら4万円くらい渡せるかな。

でも、1000万かかる子供の教育費に比べたら4万円なんて焼け石に水だな。

中絶を考えることが多いであろうシングルマザーに支給対象を絞れば、40万円位いけるかもしれない。中絶課税と差し引きすれば、60万。これ位あれば少しは生もうかという気になるかもしれない。でも、出来ちゃった結婚が出来てから結婚にシフトして、支給対象者が増え効果が薄まるかもしれないなぁ。


やっぱ難しいね。でも、しないよりは多少マシかもしれない。
いっそ禁止してしまえば、人口増は簡単なんだが、「ヤバイ経済学」によると、中絶を禁止して望まれない子が増えると犯罪が増えるらしいし。

これでどうだ!

養護施設を拡充して、コインロッカーに置くより、施設に預けるほうが簡単くらいにするのがいいかもしれない。500億こっちに使えば、それなりに拡充できるんじゃないか。

「中出し平気、オッケーオッケー」の楽天家な両親から生まれた子供たちは、やはり楽天家の子供がきっと多いと思う。性格の半分位は先天的なものらしいから。
楽天家にはいい面悪い面あるだろうが、心の病とかには強そうだし、ストレスの多いこれからの社会では、成功するにしろ、しないにしろ割と適者。
そして、楽天家じゃないと起業なんて出来ないから、彼らは大きくなっていい感じのベンチャー企業を起こして、日本の経済を活性化してくれる可能性があると思う。
財源の500億を、施設にいる出来る子に、高等教育を受けさせるように使うときっといいね。