3割が就職できないなんてどの国の話ですか?

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厚労省の資料を見ると、日本の2010年3月卒の学生の就職率は最終的にこんなものらしい。

大学:91.8%
短大:88.4%
高専:99.5%
専修学校:87.4%
高校:93.9%

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000006hma.html
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000006hau.html

短大と専修学校は9割を切ったが、大学、高校は最終的に9割以上の就職率だった。
ま、内定取り消しが頻発し、確かにここ数年と比較すれば悪かったけど、それでも9割以上はちゃんと就職できたわけだ。

91.8%と言う数字をどう見るかだけど、絶対的にはまあまあなんじゃないのかな?

更に、GDPも今年はプラスで推移しているので、2010年卒よりは状況も好転してくるのではないか。
この調子でいけば今年の3年生の大部分はきっと大丈夫だと思う。

ちなみに、ブログに良く書かれている「大学生の内定率6割」ってのは7月時点の数字であって、民間も公務員もまだまだ終わってない途中経過の数字なのでこのウソにだまされないように。就職率9割超じゃニュースとして面白くないのでメディアはあまり書かないんでしょう。

2010年卒業者も2009年7月には6割強だったが、そこから卒業までに3割内定が増えている。
2011卒業予定者は2009年7月には57%だったから、そこからの伸びが同じなら卒業時に9割を切ってしまうけど。それでもほぼ9割は内定取れているということ。

だから今の就活生だって9割は大丈夫だと思いますよ。売り手市場と言われた2007年でも96%位だから、その差は1割もないのです。
就職率で見る限り天国と地獄というほどの違いはないんですよ。

だから、内定が取れないのを社会のせいにするのはやめて、がんばりましょう。