国際結婚

怖いねー、中国鬼嫁、両親殺してだんなも殺人未遂かぁ。なんかすごくやな話だけど、結婚難対策には嫁を中国から輸入するというソリューションがあったのを思い出させたなぁ。

100%本人の意思であれば、普通の売春と本質的には変わりなく(自由意志の売春は悪いこととは思っていなくて、人間には身体を売る自由があると思っているので)、まったく問題ないんだけど、親の意向が強くてこういうことになっているとすれば、それは人身売買(本人の意思に基づかない場合は、身体を売らない自由を奪っている)で、相当いやーな話ですね。結構良くできているシステムで、夫はどうせなら若い嫁が欲しいし、嫁の親としては、家をつげない女の子は早く金にしたいし、夫より長生きしないと夫の財産を相続することはできないから、若いうちに年がずっと上のだんなと結婚させたほうがいいわけだし。
そこのところはどうなっているんでしょうか?黒竜江省じゃ豊かなところではないだろうし、人身売買の匂いがするなあ。女の子は一人っ子の罰金逃れで戸籍もなかったりして、戸籍の偽造とかも含め黒社会のビジネスにもなっていそう。アムネスティ出動!の場面じゃないんでしょうか。いくら貧しくたって親として最低、子供を持つ資格なしです。そしてこの事件のケースでは、それ以上に娘が最低なわけですが。人間貧すれば鈍するですねえ。夫のほうだって去年できた人身売買罪に当たる可能性もあるんじゃ。結婚目的でも罪に当たるようだし。

ただ、自由貿易を信奉している僕としては、本人の自由意志に基づくのであれば、これは双方の比較優位(若さ/外見と資力の交換)を生かした貿易の一種で、双方を幸せにする話なのではないかとも思います。日本の女性も「売春戦略」(お金持ちと結婚することを望み、職業技能の向上よりも、外見に投資する戦略)を取っている人は多いわけだし、中国の女性がそれを望むことも当然自由。中国国内の結婚市場よりも平均的な資産額は日本の結婚市場のほうが上なので、そこにアービトラージが成立するのは当然だもんなぁ。

そんなふうに貿易と同じだと考えると国際結婚にはメリットが多いはず。おそらく同じ費用ならより多くの効用を得ることができるはずだ。男女ともに配偶者を外国の人から探すっていうのはアリっていうか利口だと思う。外国語も上手くなるだろうし、文化交流的にもプラスだろう。あんまり中国から若い子ばかり持ってくとより嫁不足の国だから反日ムーブメントが強くなりそうだが、バランスが取れるように、経済力のある女性は若い夫も中国から探すといいと思う。現状、結婚斡旋業はアンダーグラウンドな匂いぷんぷんのビジネスだけど、本人の自由意志であることが担保されるならまともなビジネスとして拡大してもいいのではないだろうか。輸入先としては筆談が通じる中国、英語が通じるフィリピンが多いようだけど、他にも東欧、中南米、美人の多いインドなんかもいいんじゃないか?これは、お互いの国民の幸福の総量を増し、国際親善にもなるものすごくいい話だと思う。ただ、離婚→社会保障費の増加という話にはなって欲しくないので、一定の生産性を持つ人に来て欲しいっすね。