萌えと社会の安定

多くの人が安定した家庭を持ったり、彼氏彼女を持ったりことは社会の安定のためにいいことだと思うんですが(もちろん一人で生きる自由は全員にあります)、そう考えると「萌え」はどーなるんでしょうか?
「萌え」ると、2次元キャラの魅力がリアル女を凌駕してしまい、リアルな恋愛や家庭に興味がなくなるという意味では、女性余りを招き、微妙に社会にとってネガティブな面があると言えます。本当は、希望すれば統一教会に入らなくても伴侶を見つけることができる社会が理想ではあるので。

なぜ2次元キャラに萌えてしまうかを考えると
・2次元キャラのほうが選択肢が広く、理想的な異性が見つかりやすい。
・2次元キャラは実際ありえないキャラクターを設定できるため究極な理想を追い求める事ができる。
・バーチャルとはいえゲーム等インタラクティブな関係を作れるため感情移入がやりやすい。
・リアルな異性のようにめんどくさい事言わないのでずっとコンビニエント。
そう考えると僕も2次元の方がいいような気がしてきた。割と合理的だ。リアル女性の代替ではなく、リアル女性以上に2次元キャラが魅力的なんだと思う。リアル女性ではきっと満足できないのだ。

そうすると必然的にリアル女性が余るということになる。この解決策としては


①残りの男性が、女性を引き受ける。

キリスト教の勢力外では一夫多妻性を取る文化が多いことに現れるように、実はこれはそんなに無理がない。現に、もてる男性は沢山彼女がいたり愛人がいたりするので今はこれでミスマッチを解決されている割合が多いと思う。今の日本社会ではそんなに褒められることではないが、今後社会的に許容されればより有効にミスマッチを解決できると思うが、たぶん有効すぎて、こんどは女性が足りないということになるだろう。
戦争とかで男性が少ない世界では有効だった一夫多妻制は、平和で男女の人数が揃う時代には男あまりを招き社会の不安要因となり廃れたが、「萌え」によりリアル女性を求める男が減った今では、程度をコントロールできれば意外といいのかもしれない。


②女性も萌える

そういう人もいるようだが、男性に比べあまりメジャーではない。どこまで当っているかは分からないが、女性の場合、将来は結婚して経済的に男性に依存する戦略を取る人が多いので、その場合2次元は全く役立たずで、プレゼントをくれたりする事もないので、そんなのに構っていられない。というのがあるのではないだろうか?男にとっては2次元はプレゼントをくれとか言わないところがいいのだが….


③女性が2次元に対抗する

リアル女性がメガネにメイド服で決めれば2次元に勝てるかというと多分それは違っていて、メガネ=地味、怖くない、メイド服=従順というその記号が表している性格が多分魅力だと思うので、きっとそれは違う。2次元マニアに対して戦闘力があるのは多分リアル女子中学生とかなのだが、経済的動機もない中学生がキモイお兄さんを好きになるとも思えないのでこれは全くだめだろう。


根本的な対策は「過激なジェンダーフリー教育」だ、②に書いた女性は経済的依存戦略を取りがち、というのは性役割を意識させる社会のせいではないかと思っていて、男女の差なく経済的に有能な人が稼ぎ、そうでない人は依存戦略を取り、男女同数萌えるということになればミスマッチは解消するし、経済的にもより有能な人間の投入が増え成長につながると思う。また、萌えに良くみられるロリコン趣味も、相対的に男性が上位であるべきという社会的に植え付けられた性役割意識が影響していると思うので、ジェンダー意識がなくなれば、実はこんなことはたぶん解決する話なのだ。