格差

問題は格差の拡大ではなく、貧困の拡大なのだと思う。すごく稼ぐ人が沢山できること自体は、その分沢山税金払ってくれてありがたい話。ねたみやひがみみたいな事を除けば大変いい話だと思う。

で、貧困を防ぐために生活保護がありますが、日本の生活保護の支給レベルで(家族3人で月15万弱でしたっけ)、もちろん贅沢は出来ないけど、子供を学校に行かせて、住まいと、3食はいける線だと思うんだがどうだろう。僕もそれくらいで生活しているし。でも、ホームレスの人が沢山いるってことは、制度の運用が悪いとしか思えない。不正受給は防がなければいけないが、受給条件だったり、申込み方法だったりをもっと改善して、それをちゃんと広報し、みんなが最低限の生活を営めるようにして欲しいと思う。
あと、生活保護って、基準となる生活費と実際の収入の差額を補填するシステムらしいんですが、それだと、月に10万円稼いでも、稼ぎゼロでも、使える生活費は同じという事になってしまうので、働く気がなくなりませんかね?少しでも稼げば、少し使える生活費が上がる制度のほうが絶対にいいような気がしますが。

また、生活保護受けてると車やパソコン持ってちゃいけないっていうのも、働く上で問題じゃないですか?田舎では通勤に車は欠かせないだろうし、アフィリエイトで稼ぐみたいな事も出来なくなっちゃうし。
聞いた話では、母子家庭は割と簡単に生活保護が受けられるけど、父子家庭はほとんどダメなんてこともあるらしく、そういう性差別は徹底的になくして欲しいです。法律や公の制度ではいまだに性差別って沢山あって、寡婦年金はあるけど寡夫年金は無いとか、労働関係でも女性が優遇されてたりする制度があるようなのでこういうのは早くなくして、法律や公の制度だけでも男女平等を実現して欲しいものです。女性は弱くて保護すべき存在ではなく、能力と性は関係ないと思うので。

あと、不正受給の問題は納税者背番号制の導入である程度クリアできるような気がしますので徴収コストを押さえつつちゃんと税金取るためにもやっぱり必要でしょう。
これで、水も漏らさぬセフティネットができれば、起業したりとかよりリスクを取れる社会になり、経済も活性化するのではないでしょうか?

それと問題なのが、能力や努力による結果の不平等は仕方ないけど、それが子供に受け継がれ、子供の能力以外のところで格差が固定化することだと思うので、教育にかかるコストの低減や、公教育の多様化、充実。また、奨学金制度の充実が重要だと思います。

障害や病気はもちろん能力が無かったりといった本人に責任がないことで貧困になるというというのは理不尽だと思います。自分の今の条件で利益最大の社会を望むというのはエゴだと思うので、自分が次ぎにどんな風に生まれ変わるか分からない前提で、いいと思える制度を考えたいですね。