そんなに規制が好きですか?
僕は陵辱エロゲームも差別発言も規制されるべきではないと思います。
表現の自由というのもありますが、公権力の範囲が拡大することがあまり好きではないのです。
社会のなかで発生する直接的な利害対立を調整する上で、公にしかできないことはあり、公の権力は必要だと思いますがますが、その範囲はなるべく限定すべきであり、「気分が悪い」位の被害は、我慢してもらうしかないと思うのです。
規制ができれば、その規制に実効性を持たせるために、判断し、摘発し、処罰するための新たな公の組織ができます。
そして、公の組織が何をするかは皆さんご存知の通り、特殊法人を作って天下り先を確保し、規制される事業者に天下りを受け入れさせ、天下りを受け入れた事業者に対しては、規制を骨抜きにするということが十分起こりえます。
そして、これに目をつけた政治家が関与し、事業者に政治献金をたかり、規制は骨抜きなりつつも、社会的なコスト、事業者のコストだけが発生し、公や政の利権だけが拡大すると。
日本では民間の賭博はダメなはずですが、日本全国のパチンコ屋さんで実際は楽しむことができます。売春も同じはずですが、これも実際は公然と行われています。
規制ができたとしてもそれがビジネスとして成立するならば、公や政に対して利益を還元できるため、実際には存続することが可能になり、「気分が悪い」状態は改善しない一方で、公や政は新たな利権を獲得するだけに終わることが十分予想されます。
その利権は誰が負担するかと言うと、結局はわれわれ全員ですよ。
そうなるのが分かっていて、それでも公による規制拡大を求めるというのは良く分かりません。
もしかして、規制を求めているのは公務員の方なのでしょうか。それであればよく分かります。