愚かな戦争

歴史の本とか読むと、太平洋戦争とか仕掛けた当時の指導者って相当いっちゃってる人たちだなと思うんですよねー。中国だけでもあまりにも広すぎて、兵力、そして補給を考えると局面での勝利はあっても、占領、またその状態の維持だけでも相当難しいのではないかと思えるのに、挑発に乗って戦線を拡大。その後こちらも挑発に乗ってしまった感はありますが無謀にも大アメリカを奇襲とか(どう考えても勝ち目ないでしょう)、原爆落とされるまで勝ち目はまったくないのに戦争止めなかったりとか、とにかく理性的でないというか後のこと考えないというか少しは頭使えよって感じしますが。

当時の指導者の最大の罪は、他国を侵略したということではなく、無駄に国民を殺したことだと僕は思うんですよ。カミカゼをはじめとした軍に送られて無駄に死なされたたくさんの軍人、捕まると大変だとだまされて、沖縄のがけから飛び降りて自殺した人たち、そしてヒロシマ....せめてもう少し早く降伏しておいてくれれば...
軍人さんも指導者とおなじ神社にまつられるのはいやでしょうに。それに民間人犠牲者のために何かできないのかな。国立追悼施設早く作って。

ウヨの人もあれですよ。彼らが戦争起こさなければ、もしかしたら今もまだ、大日本帝国憲法のままで、学校の教室に天皇の写真張ってある世の中だったかも知れないわけですから(僕はいやですが)、そう考えると当時の指導者は結果売国奴じゃないですか?許せないでしょ?

いくら軍部が政治を動かしていたとはいえ、一応選挙もある国でそんなに頭の悪い人ばかりが国を動かしていたというのは驚きです。そして、国民がそれを支持していたというのも問題。みんな頭悪すぎくないですか?

「頭悪すぎ」で済ますのは簡単ですが、やはり国民の頭を悪くした原因は「国家神道皇国史観」「教育」「報道統制」の3点セットに尽きると思います。

国家神道皇国史観」のおかげで、日本は特別にスゴイ国!と国に誇りを持ってしまい、戦争に勝てる気がしてしまった。また、天皇がよければ国民の犠牲は屁でもないという価値観が確立した。

「教育」皇国史観教育勅語みたいなことであまねく広く浸透してしまい。批判力を失ってしまった。

「報道統制」まともな情報が入らなければ、批判もしようがないわけだし。国にだまされちゃうよね。

仮に選挙など民主制の形ができていても、教育と報道を抑えてしまえば、国は国民をだませるってことですよね。
そんなわけで、宗教と結びつかない政治、自分の頭で考えることのできる人を育てる非オカルト、非ナショナリズムな教育、多様なオピニオンと真実を伝えるジャーナリズムは大事だなあと思ったわけです。